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2006年 06月 13日
つまりあれだ、外野上段の最前列、通路が目の前。 足元広々、立ち放題ひゃっほい! 試合は序盤から押せ押せムードで3点を取るものの、 いまいちピリッとしない江草。 今期ずっと江草ばっか見てるからなんとなく、 今日は悪いなりに抑えるかな?と思ってみてました。 悪いなりに抑えてました、いい感じいいかんじ… ============================================== なんとなく金本のアップのっけときますね ============================================== …あ、何じゃそりゃ!? てな感じでバンド処理を焦って三塁へ悪送球。 1アウト2・3塁になりそうなところが、 1点入った上にノーアウト2・3塁となりまして。 あーらら、逆転されるかなと思ったのが四回の表。 何だかんだで抑えよった江草。 大事なのは五回、この回何とか抑えてくれという願い。 西口は徐々に手探りだった調子を掴んで来た感じ。 正直もう点なんて取れないんじゃないかと思わされた。 予想通り(?)四~六回は三者凡退に抑えられるわけで。 さて、勝利投手の権利もかかる五回。 一安打されるものの、続くカブレラ・和田は討ち取る。 よしよし、と思ったスタンド、そして江草。 打者は平尾、元阪神。 あの頃はまだ和田コーチも現役で、その二番手の印象だった。 それが今じゃ立派になっちゃって…と思いつつ、 こっそり平尾がんばれーとか思ってたら。 思ってたら。思うんじゃなかった。 平尾の打球はこっちに飛んできて、悲鳴。 「ゴイーン」と目の前のポールに直撃。 一瞬の静寂、左手から西武ファンの大騒ぎと手拍子。 甲子園全体に響く悲鳴と罵声。 リードしていたのに拭えなかった不快感の正体はこれか。 そういやスタンドに勝ちムードなんて全く無かったな。 球児の存在感に飲まれるスタンド。 勝ち負けなんてなんだそれ、球児の球を見せてくれ。 一球で沸きあがるスタンド、スコアボードに記される153。 外野に、球状全体に響き渡るミットの音。 なんてヤツだ。一人で球場の空気入れ替えやがった。 スタンドにはそこまであったはずの不快感は消え去り、 あったのは単純な満足感だけ。 おいおい、まだ終わってないっつーの(笑 とりあえず、センターに入った檜山。 檜山で大丈夫か?と心配がよぎった瞬間、 右中間を切り裂く赤田の三塁打。 檜山じゃなかったら追いつけたかというと無理だとは思う。 けれども三塁打にはならなかった気もする。 次打者、難なく空振り三振だからどっちでも良かったけど。 そいやソフトバンクのときは黄色だけの風船だったなぁ。 七回表の球児は三振が出なかったのが不思議な感じ。 打たれるなんて毛ほども思ってない。 油断だとか慢心だとかそういうのとは別次元の時間が流れてた。 七回裏、2アウト二塁になってから西口が降板。 これが阪神の投手だったら拍手で送られる場面だったろう。 ナイスピッチング、正直降りてくれて助かった。 スタンドはとりあえずサヨナラと蛍の光、んで六甲おろし。 おまいら歌いたいだけちゃうんかと。私は歌いたいだけだ。 八回表、ジェフ、文句なし。 渋い仕事だけど渋すぎて印象に残ってない、ごめん(ノ▽`) 八回裏、鳥谷のツーベースからノーアウト二塁。 バンドの為に出てきたはずの中村豊がバンド失敗。 ってかマジ西武の守備上手い。 あれみてると成功しないのが当たり前に思えてくる。 続くシーツのツーベースで同点に追いつく。 盛り上がるスタンド、うるせぇ。 周りが余りにうるさいので負けるかとばかりに私も叫ぶ。 うるさいのはお互い様ってことで。 周りの観客とメガホンでどつきあって喜ぶ。 ちょ、おま、叩きすぎだから、痛いってば。 1アウト二塁なんで金本は当然敬遠。 スタンドはといいますと既に冷静な判断は出来てません。 ブーイングですよ。「よーわむっしよーわむっしいっしっい!」 ブーイングの是非を問うと非なんでしょうけど。 続く濱中、見事に捕らえてはじき返した痛烈な打球の行方は 阪神戦は元気な遊撃手中島のグローブの中。 打った瞬間は勝ち越しを確信したスタンド。 歓喜の叫びはため息に変わり、中島への賛辞に変わる。 ナイスプレーはナイスプレーだ。 なんにせよ八回裏にして試合は振り出しに戻る。 九回からは阪神 スロースターターぶりを発揮しつつ、 ファーボールと暴投2(野口捕ってくれよ…)で ノーヒットなのにワンアウト三塁という絶好のピンチ。 スタンド「頑張れ頑張れくっぼった!」 久保田はこれを言われたいだけちゃうんかと。 打たれる空気初めから無く、平然とアウト2つ重ねてチェンジ。 久保田劇場で流れを引き込めるかと思いきやそう上手くいかず、 というか西武のピッチャーは普通に良いな。 九回裏藤本関本野口は良いとこなしの三者凡退。 延長突入して十回表。 久保田はランナーを出さないと落ち着かないらしい。 ワンアウトをとってから和田のあたりはイレギュラーしたか、 グラウンドにはねた白球は内野の頭上を遥かに越えていく。 しかし一塁じゃ物足りない久保田。 ここでも暴投によりランナーを得点圏におく。何してんだか。 スタンドは唖然呆然、またかという苦笑に溢れる。 誰もピンチなんて思っちゃ居ない…。 期待通りの三振、ツーアウト。 スタンドに生まれる安心感とサヨナラへの期待。 それを切り裂く痛烈な打球が右中間に伸びる。 見事な当たり、外野は前進守備…勝ち越されるか。 左手のライオンズファンの歓声、甲子園を包む悲鳴。 だがそのまま芝で弾むはずの放物線が途切れる。 ボールがあるはずの場所に中村豊。 悲鳴だか歓声だかよくわかんない叫び声で球状全体が埋まる。 打点を挙げた打者が守備に着く時にコールするんですが、 ライオンズが守備に着く十回裏に起こるユタカコール。 十回裏の攻撃はその中村豊に回る。 また中村豊の日か、と期待が膨らむも、三者凡退。 いい投手だなぁ、三井は…。 十一回表、ようやくエンジンのかかった久保田。 西武打線を三者三振に斬って捨てる。 出来るんだったらはじめからやってくれよ、と。 再三のエラーやのミスやので落としていてもおかしくない試合。 強引に流れを持ってきた藤川、ウィリアムス、久保田。 その久保田に代打スペンサー。 十二回表の投手は居ない、準備はしていただろうが要らない。 ここで決まらないはずが無い。 満を持して今岡の登場。 このタイミングで出るべき打者が他に居るだろうか。 果たしてこの日は中村豊の日だったのか、 片岡の日だったのか、今岡の日だったのか。 攻守共に素晴らしいプレー満載。 盛りだくさんの4時間12分。 試合終了後も帰らないライトスタンドと一塁アルプス。 チャンスわっしょいは良い。 あの流れなら微妙だと思ってたチャンスマーチも映える。 わっしょいわっしょい! とりあえず行き帰りの阪神電車は混みすぎだ。
by irof
| 2006-06-13 07:23
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