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2005年 08月 09日
自分が思う以上に、それはたいしたことではない。
本当に難解でどうしようもないことなんて、 ほんの一握りあるかどうかも疑わしい。 自分の想像力だけで、ありもしない妄想を書きたてて、 無闇に畏れ、逃げ回り、手をつけず。 それが一番“たいしたこと”である。 多くの人はそれに気づかない。 ただこわがって、震えて、縮こまって、動かず。 自分の足元がどんどん崩れていくのに、 先に続く道はどんどん細くなっていくのに、 それでも動こうとしない。 崩れていくのを見て、早々にあきらめる。 そして完全に動けない状態、 または本当に動くのが困難になってから動く。 動き方は先に進むのではない。 「こんな状態者しかたないだろ」 と、周囲に必死でアピールする。 確かにその瞬間だけ見れば本当に無理に見えるかもしれない。 だがすこし前ならどうだった? 「仕方ない」の言葉でごまかし続ける。 そんな生き方はしてないだろうか。 僕は嫌だ。 進む道が崩れかけていても、 まだ走り抜けられるのならば、 駆け抜けてやろう。 その結果足を踏み外したからといって、 完全に足場がなくなるまで動かないよりは、 自分でもまだ納得できるし、 ずっとましな結果もでる。 この例であげた状態で、その場所が絶壁で、 地面まで100メートルとかあるならば、 そりゃ走る足もすくむだろう。 だが、こと普通の人生において、 仕事上の失敗を犯したからといって命にかかわることは稀だろう。 動かず先送りにして手遅れになるほうが、 よっぽ問題ではないだろうか。
by irof
| 2005-08-09 22:56
| てけと
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