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2006年 01月 25日
企業は利益追求団体だからより多くの利益を得られるように、
金のあるとこは多くの人を集める。 IT業界の今の構図は圧倒的に「案件>要員」で、 この構図は今のところ崩れる気配は無い。 いやあることはあるがまだまだ余裕はあるように見える。 つーかこの業界の人間倒れすぎな気がする。働きすぎだろ。 中国企業に任せれば人手不足解消? 実際の中国ソースを見ればそんな夢見ることは出来ない。 中には確かにまともなものもあるけど、 「文化の違い」と言ってしまって良いような事もある。 この辺は他の業界でも似たようなもんなんだろうが、 システムってのは多少劣化でも構わないものとは話が違う。 中国語覚えて、中国の文化をしっかり学び取れば、 かなり利益を出すことは出来るだろうが… さてこの業界、技術者が中心である。 企業はどうやって利益を出すか。 単純に考えるならこう。 顧客:○○出来るシステム下さい。 企業:××円です。 顧客→【金】→企業 顧客←【システム】←企業 確かに間違っちゃいないだろう。 だけども外からは見えてないかもしれないが、 実際のところ顧客と直接繋がってる企業は全体の数%に過ぎない。 この業界の主な取引はこれ。 大手企業←【人】←中小企業 大手企業→【金】→中小企業→【金】→人(上の人と同じ) 実際はもっとややこしくなる。 と言うかもっと間に挟まる。3・4社噛むこともザラ。 情報が力で、この形態でないと業界が回らないようになってる。 中小企業の売上げは自社の技術者の売上げより、他社の技術者を現場に出す、 人を右から左に動かすだけの売上げの数字のほうが多いぐらいです。 日本のIT技術者が高い原因の大半はこれであります。 そして高いのが普通だと言う認識になっているし、人手不足もあいまって、 自社の技術者も高く出し、直接取引する大手は少しぐらいなら目をつぶります。 大体他社の技術者を他の現場に提案するときは元の単金より10~20%程度上乗せします。 つまり50万でと言われた技術者なら60万くらいになります。 そのレベルを100人を右から左へ動かすだけで月の売上げ6000万、利益1000万。 いや実際はもっと複雑ではあるんですが。 それに対してその技術者が実際もらえるのは単価の60%程度らしいです。 50万が元々なら月給30万前後ってとこでしょうか。 受け元では60万円の仕事をしてもらわないと気が済みませんよね。 で、技術者はそれが当然と思って働いてる。 メインと思われるシステム関連よりも、 人をまわす事のほうが売上げが多いわけだ。 なんか腑に落ちないんだが(笑
by irof
| 2006-01-25 12:31
| IT・コンピュータ
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